クリエイト、エンターテインメントコンテンツロー

コンテンツロー

当ウェブサイトでは,コンテンツ・ローとは,キャラクター、ロゴ、ストーリーなど各種IPを含んだ社会事実としてのコンテンツに焦点を当てた法務を指します。

コンテンツは,様々な知的財産(インタラクチュアル・プロパティ=IP)を包含します。IPはここでは、知的財産権法の保護客体の総称を指します。

コンテンツに包含されるIPの例

イラスト(著作物)
映像(著作物)
文章(著作物)
音楽(著作物)
プログラム(著作物)
ストーリー(著作物)
ロゴ(商標)
特徴的なセリフ(著作物)
抽象的なキャラクター(準パブリシティ)
キャラクターの形状(著作物)
キャラクターやロゴなどを特定の物品と結びつけたデザイン(意匠)

キャラクターの権利管理や、エンターテイメントコンテンツ、その他コンテンツ(電子媒体による配布、紙媒体による配布、DVDなど媒体による配布等)を巡る法的紛争について,著作権、商標権、意匠権、不正競争防止法、パブリシティ権など様々な法律が問題となります。

著作権

キャラクターのデザインや、コンテンツの各内容、各内容の構成、配布する媒体のデザイン、配布媒体が電子媒体のときの電子媒体を構成するプログラムなど、さまざまな部分で問題となる権利です。つくる弁護士は、著作権法分野を得意分野の一つとしています。特に自らがキャラクターメイキング、コンテンツの制作、配布する電子媒体(ウェブサイト)のコーディングまで行うことから、著作権法が問題となる場面の制作の実態を把握しています。著作権は、創作を保護する法律です。創作の実際を把握する弁護士が問題解決にあたることは、権利の適切な保護という側面からも重要と考えられます。つくる弁護士は,著作権が問題となる事案について適した弁護士であると、考えます。

産業財産権法

意匠権や商標権など、コンテンツに含まれるIPを客体として工業所有権を成立させることができます。工業財産権は、方式を履行しない限り権利発生しないため、戦略的に権利登録を行うことで、ライセンス契約などの権利管理の起点とする必要があります。また、権利登録後の権利侵害などに対して適切に対応していく必要があります。

不正競争防止法・(準)パブリシティ権・不法行為法

その他,キャラクターやエンターテイメントコンテンツ、その他コンテンツの制作、運営、配信を巡って問題となる権利関係について,取り扱っています。お気軽にご相談ください。

権利発生

コンテンツに含まれるIPを客体とした商標登録、意匠登録、その他実用新案、特許出願など、一定の方式を履行した場合に権利が発生する知的財産権保護法制がとられている場合、法定の手続きを速やかに履行する必要があります。
拒絶査定に対する不服申し立て、取消訴訟等。出願など、権利登録過程で登録を拒絶された場合、行政不服申立、取消訴訟等法定の枠組みで異議を申し立てていくことが出来ます。

権利管理

IPを含んだコンテンツを他者に利用させる場合、あるいは他者がライツホルダーとなっているコンテンツを利用する場合、著作権、商標権、意匠権、パブリシティ権など各種知的財産権を軸とした利用許諾契約(ライセンス契約)締結に向けた契約交渉、契約書作成、契約書チェックなどが必要となります。契約締結段階で可能な限り詳細な契約を行い、書面化しておくことで将来的な紛争の予防効率は相対的に高まります。

権利侵害

警告、任意交渉、仲裁、訴訟
IPを含んだコンテンツを無断で利用された場合、民事上の保護制度を利用し、迅速に権利保護を実現する必要があります。反対に、IPを含んだコンテンツを無断利用してしまった場合、民事上のサンクションが必要以上に甚大なものにならないように迅速に防御を展開していく必要があります。

刑事手続

告訴。知的財産権法制における刑事罰の多くは、親告罪とされています。IPを含むコンテンツの権利侵害が確認された場合、刑事処罰を求めて告訴権を行使するか否か、検討する必要があります。

刑事手続きにおける防御

IPを含むコンテンツを使用してしまった場合、刑事上のサンクションに課される危険性もあります。したがって、民事上の任意交渉段階で刑事訴追の意思を放棄してもらうよう交渉したり、刑事訴訟手続において適切な防御活動を展開して刑事罰を最小限のものに抑える必要があります。

クリエイト、エンターテインメントコンテンツロー

クリエイト、エンターテイメントコンテンツローとは、キャラクターや、漫画、小説、映画などの表現媒体で表現される物語をはじめとしたあらゆるコンテンツの制作、配信、権利侵害その他、クリエイターを巡る法的紛争などを指しています。

クリエイト、エンターテインメントコンテンツ関連法務

つくる弁護士は、あらゆるクリエイト関係の法務、エンターテイメントを初めとするコンテンツに関する法律問題を取り扱っています。

キャラクター、グッズなどの意匠登録、著作権等権利管理、契約関係

キャラクターの使用許諾、キャラクターに関連したグッズ、その他、キャラクターやデザインに関する著作権、工業所有権、契約関係に関する紛争予防法務、紛争解決など。

ロゴなどの商標登録、商標権侵害に対する対応など

ロゴやその他商標の登録、商標権を侵害された場合、あるいは侵害しているとして警告を受けた場合などの法的対応業務です。

漫画、小説、映画などのエンターテインメントコンテンツにかかる権利管理

漫画や、小説、映画などさまざまな表現媒体で表現されウェブ、雑誌、テレビなど様々な配給媒体で配給される物語やその他エンターテイメント、学術コンテンツなどの制作や配信、権利侵害などあらゆる法的紛争、紛争予防法務を取り扱っています。

意匠権、商標権、著作権、(準)パブリシティ権など各種権利侵害、不正競争防止法違反、不法行為など、権利侵害に対する差し止め、損害賠償

IPを含んだコンテンツの無断使用に対する民事上の法的サンクションを実現していきます。あるいは、民事上の法的サンクションを求める請求に対して、最善の防御を展開していきます。

キャラクター、グッズ、ロゴ、エンターテインメントコンテンツなどのライセンス契約交渉、契約書チェック、契約書作成など

将来的な紛争予防のための予防法務です。

刑事弁護

IPを含むコンテンツを無断で使用してしまった場合の国家機関による捜査活動に対する防御、あるいは刑事訴訟における法廷弁護活動による防御を主な内容とする業務です。

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弁護士齋藤理央

東京弁護士会所属/今井関口法律事務所パートナー 弁護士
【経 歴】

写真(齋藤先生)_edited.jpg

大阪府豊中市出身

早稲田大学教育学部卒業

大阪大学法科大学院修了/最高裁判所司法研修所入所(大阪修習)

2010年    東京弁護士会登録(第63期)

2012年    西東京さいとう法律事務所(I2練馬斉藤法律事務所)開設

2021年    弁理士実務修習修了

2022年    今井関口法律事務所参画

【著 作】

『クリエイター必携ネットの権利トラブル解決の極意』(監修・秀和システム)

『マンガまるわかり著作権』(執筆・新星出版社)

『インラインリンクと著作権法上の論点』(執筆・法律実務研究35)

『コロナ下における米国プロバイダに対する発信者情報開示』(執筆・法律実務研究37)

『ファッションロー(オンデマンド生産と法的問題点)』(執筆・発明Theinvention118(6))

『スポーツ大会とスポーツウエアの法的論点』(執筆・発明Theinvention119(1))

『スポーツ大会にみるマーケティングと知的財産権保護の境界』(執筆・発明Theinvention119(2))

【セミナー・研修等】

『企業や商品等のロゴマーク、デザインと法的留意点』

『リツイート事件最高裁判決について』

『BL同人誌事件判決』

『インターネットと著作権』

『少額著作権訴訟と裁判所の選択』

『著作権と表現の自由について』

【主な取扱分野】

◆著作権法・著作権訴訟

◆インターネット法

◆知的財産権法

◆損害賠償

◆刑事弁護(知財事犯・サイバー犯罪)

【主な担当事件】

『リツイート事件』(最判令和2年7月21日等・民集74巻4号等)

『写真トリミング事件』(知財高判令和元年12月26日・金融商事判例1591号)

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