現代型のウェブサイト構造と法務

現代型ウェブサイトは、どのような構造をしているのでしょうか。

ウェブサイトは、黎明期、フレームなどもなくhtmlで記述された単純な構造をしているものが一般的でした。

その後、ウェブの世界でウェブログ(所謂「ブログ」)が猛威を振るい、そのサイト全体の構造の合理性や、SEO的な強さから、注目を集めるようになります。おそらく、2003,4年ころ日本でもブログが流行りだし、その後爆発的に増えていきました。

そして、ブログの流行に前後して徐々に一般的なウェブサイトにもブログの構造が採り入れられていったようです。

サイトをヘッダーやサイドバー、フッターなどのいくつかの構成要素にわけ、全体のスタイルはcssで一括管理されるようになります。

また内容をデータベースで管理し,Javascriptやphpで記述された動的なウェブサイトも出現してきます。

さらに、rssやatomなどで、更新情報も管理されるようになりました。

このように、現代型のウェブサイトはhtml、Javascript、css、php、xmlなど様々な言語で記述されたプログラムの複合体となっています。

ウェブサイトの制作、管理を巡ってトラブルが発生した場合、契約の形態(委任か、請負か、その複合形態か、など。)や債務不履行の有無など、ウェブサイト全体の構造を把握し事案処理にあたった方が理想的であるのは、言うまでもありません。

たとえば、制作者サイドの場合、ウェブサイトの構造や、注文サイドの注文内容から、有利な契約形態などを選択して主張していくことになります。

反対に、注文者側の代理人となる場合、実際に制作されたウェブサイトの構造上の欠陥などから、債務不履行や代金の減額など正当な法的根拠に基づいた注文者に有利な主張を展開していくことになるでしょう。

「つくる」弁護士、弁護士齋藤理央 iC法務(iC Law)は、ウェブサイトも自作し,運営していることから、ウェブサイト全体の構造把握にあたっては、一定の速度と正確性があります。

ウェブサイトの制作・管理を巡って生じた紛争の解決、あるいは、紛争の予防法務については、お気軽にお問い合わせください。

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弁護士齋藤理央

東京弁護士会所属/今井関口法律事務所パートナー 弁護士
【経 歴】

写真(齋藤先生)_edited.jpg

大阪府豊中市出身

早稲田大学教育学部卒業

大阪大学法科大学院修了/最高裁判所司法研修所入所(大阪修習)

2010年    東京弁護士会登録(第63期)

2012年    西東京さいとう法律事務所(I2練馬斉藤法律事務所)開設

2021年    弁理士実務修習修了

2022年    今井関口法律事務所参画

【著 作】

『クリエイター必携ネットの権利トラブル解決の極意』(監修・秀和システム)

『マンガまるわかり著作権』(執筆・新星出版社)

『インラインリンクと著作権法上の論点』(執筆・法律実務研究35)

『コロナ下における米国プロバイダに対する発信者情報開示』(執筆・法律実務研究37)

『ファッションロー(オンデマンド生産と法的問題点)』(執筆・発明Theinvention118(6))

『スポーツ大会とスポーツウエアの法的論点』(執筆・発明Theinvention119(1))

『スポーツ大会にみるマーケティングと知的財産権保護の境界』(執筆・発明Theinvention119(2))

【セミナー・研修等】

『企業や商品等のロゴマーク、デザインと法的留意点』

『リツイート事件最高裁判決について』

『BL同人誌事件判決』

『インターネットと著作権』

『少額著作権訴訟と裁判所の選択』

『著作権と表現の自由について』

【主な取扱分野】

◆著作権法・著作権訴訟

◆インターネット法

◆知的財産権法

◆損害賠償

◆刑事弁護(知財事犯・サイバー犯罪)

【主な担当事件】

『リツイート事件』(最判令和2年7月21日等・民集74巻4号等)

『写真トリミング事件』(知財高判令和元年12月26日・金融商事判例1591号)

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